『対岸の彼女』

角田光代さんの作品を読むのは、
『八日目の蝉』
空中庭園
に続いて3作目。


高校時代の葵とナナコ。
30代の葵と小夜子。
2つの物語が交互に描かれ、やがて1つになっていく。


違うタイプの二人の女性。
その間に流れる川は深く広く、対岸までは遠い。
でも、川には架かる橋がある。
その橋を渡るのか、渡らないのか。


角田さんの作品に出てくる女性って(3作品に限ってかもしれないけど)、
醜いというか、汚いというか、エグイ部分を持ってる人ばかり。
でも彼女達の気持ちが、すごくよく分かってしまうんだよね〜。
反対に、男性は・・・・・
情けないヤツばかりだな・・・・・。



対岸の彼女 (文春文庫)

対岸の彼女 (文春文庫)