『悪人』

この本を読んだから気持ちが落ち込んだのか?
落ち込んでる時に読んだから、余計に落ち込んだのか?
よくわかりませんが。
感情移入してしまって、かなりのドヨドヨ具合いです。


映画はタイミング逃して観ていないから、どういう構成になっているのか分からないけど、
本読み始めてしばらくは、誰が深津絵里なのか分からなかった。
佳乃の保険外交員の友達とか、もっと絡んでくるのかと思ったらそうでもなかったり。


ほとんどの登場人物が人間の“悪”の部分を見せていて。
唯一いい人だったのは、バスの運転手さんくらいかな???
でもこの人だって普段の印象は悪いみたいだし。


一番の“悪”は殺人。
でもそれを犯した祐一が、一番“悪”から遠い気がする。
周りの人の“悪”に振り回されてる感じが、心痛い。



『八日目の蝉』もこの前読んだ。
面白かった。
映画館で予告観た時から、上映始まったら絶対観に行こうと思ってたのに・・・・
うちの近くのMOVIXはまだ営業再会の見通しがたっていない。
県内では利府まで行かないと見れない。
これもDVDだな。


悪人

悪人

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)